青少年のための科学の祭典 - 2016 おもしろ科学まつり - 和歌山大会

ご挨拶

人工知能(AI)の進歩はめざましく,ゲームの中で最後に残っていた囲碁でもとうとうグーグルのアルファ碁が世界チャンピオンを圧倒しました。 意外なのはその戦いぶりで,計算力にものを言わせるのではなく,人間的な直感に類する部分でのソフトの優越でした。 「爛柯(らんか)」とは囲碁の別名ですが,木こりが森の中で子どもの姿の仙人どうしの対局を横で見ているうちに,気がついたら斧の柄(柯)が腐っていた(爛)という故事にちなんでいます。 また,ものごとに夢中になって時間が経つのを忘れてしまうという意味もあります。 映像などバーチャルな領域が大きくなっている現在ですが,実際に実物を間近に見て,手に取れる近さで科学のおもしろさを紹介したいと思います。
毎年開催されるこの「おもしろ科学まつり」には,児童から大人まで幅広い年齢層の方々に来場していただいています。 出展者も,小学校から大学までの各種学校の生徒・学生・教員や,その他科学に関心のある方々と様々です。 普段の生活の中では目にしたり,体験したりできない科学の実験,観察を用意して,来場者にそれらを見学,体験してもらい,科学のおもしろさ,楽しさを感じてもらいたいと考えています。 小さなことでも,何かに気づいてその発見を持って帰ってもらいたいと思います。 そして,一人でも多くの人に将来の科学者・技術者をめざしてもらいたいと思います。 会場は,今年も和歌山大学のキャンパスです。大学ならではの出展も計画しています。 この大会が,科学の真のおもしろさ,楽しさを理解し,探求心を持つ創造力にあふれた若者を育てることの一助になり,あわせて,異なるバックグラウンドを持つ人同士の交流の場にもなればと期待しています。

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開催要項(PDF)
(2016年10月5日更新)
ポスター(PDF) チラシ(PDF)

2016年度実行委員会(2016年7月1日現在)

○ 実行委員長
顧 萍(和歌山大学教育学部)

○ 実行委員
岩城 徹(一般社団法人和歌山県発明協会)
仁藤 伸昌(近畿大学生物理工学部)
竹原 秀也(和歌山リビング新聞社)
森 浩基(和歌山県教育委員会)
後藤 真吾(和歌山県高等学校理科研究会)
藤木 郁久(和歌山県立桐蔭高等学校)
津田 尚明(和歌山工業高等専門学校)
木村 一紀(和歌山市教育委員会)
土井 浩(和歌山市教育委員会)
野上 聖児(和歌山市教育委員会)
栗柳 哲也(和歌山市小学校理科教育研究会)
久保 文人(和歌山大学教育学部附属小学校)
矢野 充博(和歌山大学教育学部附属中学校)
石塚 亙(和歌山大学教育学部)
北山 秀隆(和歌山大学教育学部)
三浦 浩一(和歌山大学システム工学部)

○ 事務局長
西村 竜一(和歌山大学システム工学部)