「理科離れ」という言葉が使われるようになってから30年余りになります。
これまで、この問題を解決すべく国をあげて様々な対策がなされていますが、理科が好きな若い世代の割合は、依然として低い値にとどまっています。
この原因の一つは、身近に自然科学や科学技術への興味を継続して触れる機会が昔に比べて少ないためともいわれています。
一方、小中学校の現場で教鞭をとられている先生方からは、今の若い世代は決して自然科学や科学技術への関心を失っていないといった声も聞こえてきます。
この一見対局にあるように見える意見ですが、これは理科や数学に限らず学習意欲の低下が実態であり「学習離れ」という見方もあります。
今年度の『おもしろ科学まつり』は、これまでと同様の若い世代に様々な体験を通して多くの科学やものづくりの楽しさに触れていただくブースに加え、
1つのテーマをじっくりと学習できるブースを新たに加えて実施することになりました。
多くの体験を通して幅広く自然科学や科学技術への興味・関心を持つもよし、
じっくりと科学し学習意欲を高めるもよし、参加者の希望に沿った、新しい形に挑戦して開催いたします。
また、今年度の『おもしろ科学まつり』は4年ぶりに和歌山大学を会場にして実施することになりました。
参加者には各出展ブースでの体験だけでなく、大学の雰囲気にも触れていただき、学ぶことの意義や楽しさを同時に感じてもらいたいと考えています。
皆さまのご参加をお待ちしております。
これまでの「おもしろ科学まつり」では、多くのご来場の皆さまに少しでも多くの体験をしていただくことが最も重要であると考えていました。
このため、1つの出展の滞在時間を短くし、来場者が多くの出展を体験することができる「おまつり型」(従来型)を企画の中心としてきました。
本大会の趣旨から「おまつり型」が企画の中心であることは変わりません。
一方、ご協力いただいている出展者の皆さまからは、原理の説明等も含めて、来場者とじっくりと接したいというご要望をいただいていました。
来場者からは、説明やしくみを落ち着いてゆっくり聞きたいという意見もいただいています。
そこで、今回の「おもしろ科学まつり」では、参加者を小人数(15人程度)にした体験教室・ワークショップ型の出展を強化することにいたします。
「おもしろ科学まつり」では、このタイプの出展を「じっくり型」と呼ぶことに致します。
本年度(2023年度)は、1日目は、「じっくり型」のみの開催とします。
「じっくり型」は、時間指定の完全予約制です。
2日目は、これまで通りの「おまつり型」を中心として開催いたします(2日目は、おまつり型とじっくり型の並列開催です)。
ただし、2日目も、来場の際の受付に、スマホを使ったチェックインシステムを採用するため、ご来場に際しては、ウェブからの申し込みを必要とします。
多くの皆さまに科学や技術を体験していただける「おもしろ科学まつり」の魅力を維持しながら、より深い体験の機会を提供するための取り組みとなります。
ご理解とご協力をお願い致します。
開催要項・実行委員名簿(PDFファイル・2023年10月1日版) |
開催記念式典(11月5日)式次第(PDF) |
青少年のための科学の祭典・和歌山大会実行委員会(担当教員: 西村 竜一)
〒640-8510 和歌山市栄谷930 和歌山大学 学生自主創造支援部門(クリエ)内
E-mail:omoshiro2023[_at_]kagaku-wakayama.com
※お問い合わせは電子メールでお願いします。
([_at_]は、アットマークに変更してください)
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